【エムホールデム攻略】m1ランクマッチで全国1位を獲得した際の戦略【勝ち方】

【エムホールデム攻略】m1ランクマッチで全国1位を獲得した際の戦略【勝ち方】
もなよ
ゲームブロガー
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こんにちは、もなよ(@monayoblog)です。

先日、エムホールデム(m HOLD’EM)というポーカーのスマホゲームのランクマッチで、シーズン全国1位になりました。

筆者のポーカー歴は約3年で、月に1回はアミューズメントカジノ(ポーカーバー)に行く程度のポーカー好きですが、

エムホールデムではかなり安定して勝つことができています。

本記事では、実際にm1ランクマッチで全国1位を達成した際の戦略を元に、相手プレイヤーの傾向特に有効だったプレイについて詳しく解説します。

目次

エムホールデムのプレイヤーの特長

エムホールデム公式サイト(https://mpj-portal.jp/game/)より引用

ポーカーで勝つ上で、相手プレイヤーの特長を把握することは非常に重要です。

ここではエムホールデムのプレイヤーの特長を解説します。

特徴①ルースパッシブが多い

エムホールデムのプレイヤーの傾向として、ルースパッシブが多いです。

ルースパッシブとは、あまりハンドを絞らずに参加する(ルース)かつ、プレイが消極的でベットやレイズが少なくコール・チェックが多い(パッシブ)プレイヤーのことをいいます。

例えばVPIP率が40%前後のプレイヤーはとてもルースです。

また、パッシブなプレイヤーは基本的に受け身のプレイをしますが、そのようなプレイヤーがプリフロップで3betや4bet、オールインといった強いアクションをしてきた場合は、AA、KK、QQ、AKs、AKoのようなプレミアムハンドを持っている可能性が高いです。

もちろん他のプレイスタイルのプレイヤーもいますが、エムホールデムでは特にルースパッシブが多いので、基本的に彼らに向けた戦略でプレイするのが良いでしょう。

全プレイヤーがルースパッシブではありませんので、

プレイしている中で各プレイヤーのスタイルやテル(癖)を把握することや、自分が周りからどういうプレイヤーだと見られているかを考えることも重要です。

例えばルースパッシブの他には、

タイトパッシブ、タイトアグレッシブ、ルースアグレッシブ等のプレイヤーがいます。

最終的には卓にいる全てのプレイヤーのプレイスタイルを考慮したプレイができるようになるのが理想です。

※タイト=ハンドを絞っており参加頻度が低い
※アグレッシブ=ベットやレイズをしっかりする積極的なプレイのこと

特徴②コーリングステーションが多い

エムホールデムに多いプレイヤーの特長として、ルースパッシブであることに加え、コーリングステーション※のプレイヤーが多いです。

コーリングステーションとは、ルースパッシブのプレイヤーの中でも特に必要以上にコールが多いプレイヤーのことで、以下のような特徴があります。

オープンレイズ(プリフロップで最初のレイズ)、3bet(オープンレイズに対してのリレイズ)に対して、強いハンド以外でも頻繁にコールする

トップペア(人によってはミドルペア)を完成させていれば、リバーまでコールでついてくる(ワンペアの強さを過信している)

フラッシュドローやオープンエンドストレートドロー、ガットショットなどのドロー待ちの状況で、期待値に関係なくコールしてくる

→例えばあと1枚でフラッシュが完成するというハンドを相手が持っている場合、自分が特大ベットを打ってもスナップでコールしてくる等

この特徴を踏まえてどうやって勝ちにいくのかについて解説していきます。

※コーリングステーションはコールばかりする人を意味する揶揄的な呼び方ですが、本記事ではあくまでプレイスタイルの分類用語として使用しています。

ルースパッシブ&コーリングステーションへのエクスプロイト戦略

エクスプロイトとは、「相手の弱点・傾向を逆手に取り、利益を最大化するプレイスタイル」のことを指します。

エムホールデムに多く見られるルースパッシブ&コーリングステーションの特徴をおさらいすると、以下の通りです。

エムホールデムに多いプレイヤー

・VPIP率が40%前後で、あまりハンドを絞らずにプレイしている

・ベットやレイズの頻度が少なく、コールとチェックが多い

・プリフロップでオープンレイズ、3betに対して頻繁にコールする

・トップワンペア(人によってはミドルペア)ができていれば、リバーまでコールでついてくる

・フラッシュドローやオープンエンドストレートドロー、ガットショット等のドロー待ちの状況で、期待値に関係なくコールしてくる

このようなプレイヤーに対して有効なエクスプロイト戦略は、以下のようになります。

戦略①ブラフはなるべくしない

ルースパッシブのプレイヤーに対して、基本的にブラフはしなくてOKです。

なぜなら、相手はトップ~ミドルのワンペア程度でもリバーまでコールしてくるため、ブラフが成功しにくく、リスクの割に見返りがありません。

明らかにブラフが成功しやすそうなシチュエーションではブラフしてもよいですが、基本的にしません。

戦略②バリューをしっかり取る

ベットサイズに関係なくコールしてくる傾向があるため、自分が強い役を持っている場合は大きめのベットを行うことで、相手から最大限のバリューを引き出すことができます。

例えば、フロップではポットの50%〜70%、ターンやリバーではポットの70%〜100%のベットサイズがおすすめです。

「バリュー」とは?

ポーカーにおける「バリュー」とは、相手がこちらのベットにコールしてくれることで得られる利益のこと。

例えば、自分がツーペアやセット(スリーカード)を持っていて、バリューを取るためにするベットが「バリューベット」、

相手がワンペアのような弱めのハンドでコールしてくれた場合、そのコールによって得られるチップが「バリュー」です。

戦略③プリフロップで、強いハンドで積極的に3betする

ルースパッシブ・コーリングステーションのプレイヤーは、プリフロップでオープンレイズ(最初にレイズすること)する基準のハンドが弱く、またレイズに対しても安易にコールしてくる傾向があります。

この特性を逆手に取り、プリフロップ時に強いハンドでは積極的に3bet(リレイズ)を行い、ポットを大きくすることで最大限の利益を狙います。

基本的に3betの額は、

ポジションがある場合(ボタンやカットオフなど)は、相手のレイズ額の 3倍〜3.5倍

ポジションがない場合(SBやBBなど)は、相手のレイズ額の 4倍〜4.5倍

が目安です。

もし上記のレイズサイズでも複数人が簡単にコールしてくる場合は、3~4.5倍関係なくもっとレイズサイズを上げても良いです。

また、3betするか否かについても、ポジションに応じて判断する必要があります。

ポジションが良いとき(ボタンやカットオフなどは、レンジを広げてバリュー3bet、

ポジションが悪いとき(SB、BBなどは、強いハンドに絞って3betしましょう。

3betに適した代表的なハンド

プレミアムハンド:AA、KK、QQ、AK(s/o)、JJ

バリュー3betハンド(ポジション次第):AQs、KQs、TT、AJs など。相手が非常にルースかつ3betに対しても頻繁にコールしてくる場合は、QJsやTJsもバリュー3betの候補となることがある。

戦略④プリフロップで、オープンレイズする際のレイズ額を上げる

ルースパッシブやコーリングステーションのプレイヤーが多い場面や、リンプイン※が頻繁に見られる場面では、通常の3BBのオープンレイズでは複数人にコールされてしまう可能性があります。​

※リンプイン=プリフロップで、コールで参加すること

そのため、アイソレート(1対1に持ち込むこと)の目的で、オープンレイズする際には大きめにレイズすることが重要です。

おすすめのオープンレイズサイズとしては、以下の通りです。

誰も入っていない場合:​4BB

1人リンプがいる場合:​5〜6BB

2人リンプがいる場合:​6〜7BB

レイズサイズを上げる理由は、人数を減らせば減らすほど勝率が上がるためです。

逆に言えば、参加人数が増えるほど相手に強い役ができている可能性も高くなり、自分のハンドの勝率が下がります。

特にリンプが多い場面では、3BBのオープンレイズではリンプした複数人からコールされやすく、マルチウェイポット(3人以上での勝負)に持ち込まれやすくなります。

こちらも、4~7BBで複数人が簡単にコールしてくる場合は、さらにレイズサイズを上げても良いです。

マルチウェイではブラフが通りにくく、バリューの取り方も難しくなるため、ミスをしやすくなります。

そのため、大きめなオープンレイズを活用し、ヘッズアップで自分が有利な状況を作るのが有効です。

おまけ:期待値とハンドレンジも重要

ここまではエクスプロイト戦略について話しましたが、

ポーカーで長期的にかつためには「期待値(EV: Expected Value)」と「ハンドレンジ」といった基本的な考え方も重要です。

期待値(EV)とは?

簡単に言うと、「このプレイを今後繰り返す場合、長期的にチップを増やせるか?」という判断基準です。

たとえば、フロップであと1枚でフラッシュが完成する「フラッシュドロー(A9s)」を持っている状況を考えてみましょう。

このとき、ターンとリバーを両方見られると、完成確率は34.97% です。

エムホールデムでは、自分のカードをタップすると、役が完成する確率(ドローの確率)が表示されるので、それを参考にして考えるのが良いです。

ここでポットが100万、相手が100万のベットをしてきたとすると、

「コールすべきかどうか?」 を考えるには「ポットオッズ」という概念が使われます。

ポットオッズとは?

ポッドオッズは「このコールは得か損か?」を判断するための目安です。

例えば、

元々のポット:100万

相手がベット:100万(ポットが200万になる)

自分がコールするには:100万必要

このとき、コール後の総ポットは「100万(元ポット)+100万(相手のベット)+100万(自分のコール)」=300万です。

したがって、ポットオッズは:100万 ÷ 300万 = 約33.33%

つまり「3回に1回(=約33%)勝てばトントン」という状況です。

ここで、自分のフラッシュが完成する確率は34.97%あるため※、期待値的にはギリギリでコールが正解となります。

※相手がポットサイズのベットをしてきた場合、そのハンドはかなり強いと考えられるため、Aや9を引いても勝てる可能性は低く、ここでは「フラッシュを引いて勝つ場合のみ」で期待値を計算しています。

では、ターン(4枚目)でフラッシュが引けなかったらどうなるでしょうか?

もう一度、同じような計算をやり直す必要があります。

例えば、相手が再度ポットベットを打ってきた場合、

ターン時点でのポット:フロップでコールして300万になっている

相手のターンでのベット:300万(=ポットベット)

自分がコールするには:300万必要

コール後の総ポット:300万(元ポット)+300万(相手のベット)+300万(自分のコール)=900万

このときのポットオッズは、300万 ÷ 900万 = 約33.33%

ところが、ターン→リバーだけの1枚勝負でフラッシュが完成する確率は19.1%

つまり、必要勝率33%に対して、完成確率19.1%が大きく足りないため、

この状況でのコールは期待値的に「損」になります

ハンドレンジを意識する

ヨコサワポーカーチャンネル「【初公開】ヨコサワが実際に使っているハンドランキングがこちらです。」より引用
ヨコサワポーカーチャンネル「【初公開】ヨコサワが実際に使っているハンドランキングがこちらです。」より引用

ハンドレンジは「自分がどんなハンドをプレイすべきか」の範囲のことです。

これは、順番(ポジション)によって変わります。

・早い順番(UTGやHJ)→後ろにたくさん人がいるので、強い手だけで参加するのが安全

・遅い順番(ボタンやカットオフ)→すでに多くの人がフォールドしているので、少し弱めの手札でも参加しやすい

という形で、ポジション(順番)によって、プレイするハンドを変える必要があります。

初心者の方には、YouTubeで有名な世界のヨコサワさんが紹介しているハンドレンジがとてもわかりやすいのでおすすめです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

参考になった!という方がいましたら、上記のツイートをいいね・リポストしていただけると私の活動の励みになります。

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